
夏単衣九寸名古屋帯「吉野格子」
カテゴリー:京ブログ
2025.05.29
本日ご紹介致します商品は、夏単衣九寸名古屋帯「吉野格子」でございます。
上質な上州野蚕格子に吉野格子を表した名古屋帯です。
その名の通り、群馬県で織られた野蚕糸を使って夏単衣向きの格子の生地を使用しております。
最初に拝見した時は型染めだと思っておりましたが、説明を聞くと手描きとの事。
ただ訪問着などの糊糸目を使った手描きとは違い、蝋を使った手描きで簡単に言うと「ろうけつ染め」の技法と同じだそうです。
また全通柄ですので、染帯に多いポイント柄より締めやすいのが嬉しいですね(お仕立てした際の裏地は黒の無地です)
そしてお仕立ての際に、タレ部分を黒色の無地を出すか、タレも全て吉野格子を出すかお好みで選んでいただけます。
これはどちらが正解という訳ではなく、わざとお好みで選んでいただける様に長く染めてあります。
どちらもそれぞれ良さがあって素敵ですので悩みますね。
夏単衣の小紋や紬・お召などにお使いいただける逸品
今シーズンに限らず、夏物の逸品物は年々少なくなっておりますので、お好みに合われましたら是非お早めにお申し付けくださいませ。
※価格は弊社ホームページのオンラインストアに記載しておりますのでご覧ください。
【※帯の地色について】
撮影の加減で吉野格子のお色が濃く映ったり、薄く映っている画像がございます。
お使いのモニターによっても色の違いがどうしても出てしまいます。
現品は紬地ならではの落ち着いた素敵なお色ですのでご安心ください。
こちらの商品は「お手元確認」のシステムが可能ですので、もし宜しければご利用くださいませ。