手織り夏袋帯「穀織」 - 京呉服塚本
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手織り夏袋帯「穀織」

カテゴリー:京ブログ
2025.05.31

本日ご紹介致します商品は、手織り夏袋帯「穀織」でございます。

大変珍しい穀織で織られた薄香色の夏袋帯

表は「唐花文様」、裏は「四菱文様」で織られております全通の袋帯です。

 

夏の単衣の織物として、「絽」「紗」「羅」が代表されますが、伊勢神宮式年御遷宮御神宝装束や、宮中(天皇家、宮家)では一般的な「絽」「紗」「羅」とは違い有職を主とした「穀織」が主流でした。

有職という言葉は平安時代に公家が宮廷儀礼や行事、調度、装束に関するものでした。

そうした儀礼に用いられる文様を有職と言われるようになったと言われております。

有職織物である「穀織」は現代ではあまり知られておらず、京都御所の迎賓館や伊勢神宮などでしか見る事の出来ない織物です。

どんな織りか簡単に説明しますと、経糸を左右に捩り、その間隔を調整して表面を浮かし織ることで模様を作る技法です。

 

この度、木野織物さんがお持ちだったこの「穀織」を縁あって仕入れる事が出来ました。

シンプルでスッキリした文様ですし、夏の小紋から付下げ等まで幅広くお使いいただけます。

追加で織ることは出来ない大変希少な袋帯です。

お好みに合われましたら是非お早めにお申しつけくださいませ。

 

※価格は弊社ホームページのオンラインストアに記載しておりますのでご覧ください。

 

【※帯の色について】

撮影の加減やお使いのお使いのモニターによって現品と色の違いがどうしても出てしまいますのでご注意くださいませ。

特に接写や引きの地色が画像によって違って見えますが、現品はホント素敵な薄香色ですのでご安心下さい。

夏単衣ならではの透け感も上手く撮影出来ずスイマセン汗

※帯芯を入れる想定で、一部白い紙を入れて撮影しております。

こちらの商品は「お手元確認」のシステムが可能ですので、もし宜しかったらご利用くださいませ。

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