乾山の松染名古屋帯
カテゴリー:京ブログ
2018.12.07
本日ご紹介の商品は、染の名古屋帯「乾山の松」
こちらの染名古屋帯は真綿系の小千谷紬地を赤茶色に染め、松を表したお洒落用の名古屋帯。
この図案は、尾形乾山の作品をモチーフにしたもの
「銹絵染付金銀白彩松波文蓋物(重文)」江戸時代18世紀前半の作品だと記憶しております。
皆様お気付きかと思いますが、秋にご紹介致しました菊楓の帯と同じ様に今回も同じ趣向を取り入れております。
蓋物の内側の柄「波柄」をお太鼓に締めた時の内側に染めております。
丸帯と同じ様に、横から見るとチラリと波柄が見えるという遊び心のある名古屋帯です。
今回も塩瀬地では無く真綿系の生地を使っておりますので扱いやすいですし、
紬地の質感が銹絵を上手く表していると思います。
松の柄は四季問わずお使い頂けるのですが、これから新年を迎えてお正月に締めて頂くのもお薦めで御座います。
まだ年内納品も大丈夫ですので是非お問合せをお持ちしております。