無双紗一方付け小紋「波 黄地」 - 京呉服塚本
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無双紗一方付け小紋「波 黄地」

カテゴリー:京ブログ
2023.04.18

本日は昨日の色違い、無双紗の一方付け小紋「波 黄地」をご紹介いたします。

 

上質な長浜で織られた変わり織の紗の生地を使い、爽やかな黄色を地色に白抜きで縁を金糸目で表した波の文様の一方付けの小紋でございます。

その小紋の上に薄黄色に染めた無地の紗を合わせます。

お仕立てしましてお召いただきますと、モアレと言いましょうか、光の加減やご覧いただく角度によって金箔がキラキラと輝いたり様々な表情を持った波の小紋になります。

こちらの波柄は、お仕立てしても波柄が反対に向かない様に一方付けで位置を決めて染めております。

普通の小紋だと思って適当にハサミを入れると大変な事になりますので、ご自分で仕立てされる方は最初の断ち合わせには十分ご注意下さいね。

※特殊なお仕立てになりますので、出来れば弊社にお仕立てもお任せいただけますと安心だと思います。

 

無双紗の着物

紗の生地を二枚重ねたのが「無双紗」、絽の生地の上に紗を重ねたのが「紗袷」と言う場合が多いですが、どちらにしてもお召になる時期は一緒ですし、メーカーや販売店の解釈で言い方が違うだけだと私は解釈しております。

まあ起源をさかのぼって調べたら細かく違いはあるかも知れませんが、私はあまり堅苦しい考えは嫌いなので細かい違いはスルー致します。

こちらは5月の中旬以降から6月、そして9月にお召しいただく着物としておすすめしております。

人によったら「9月はおかしい、6月だけの着物だ」とおっしゃる方がおられるかも知れませんが気にしないで着ちゃいましょう(笑)

 

工芸キモノ野口の無双紗一方付け小紋

一般的に少ない無双紗の着物ですが、こちらは更に少ない逸品で御座います。

お好みに合われましたら是非お申し付けくださいませ。

 

※価格は弊社ホームページのオンラインストアに記載しておりますのでご覧ください。

 

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